DVD盤所持者にはあまりお勧めできない
2010年6月26日に日本でレビュー済み
タイトルのとおりです。
まず、映像部分が1080iになっており、絵を止めて見てもSD用の映像をHDに引き伸ばしただけという印象が拭えません。もちろん、何らかのマスターソースからエンコードしたのでしょうが、どう間違っても「HD映像になったから今まで見えていなかった詳細部分がより美しく見えるぞ!」的な感じではありません。というよりも、「元からそんなに詳細に描かれていない」というのが正しいのかもしれません。ただ、そこはやはりBDなのですから、せめて24pにするくらいの頑張りを見せて欲しかったというのが個人的な感想です。
次に音声についてですが、日本語音声トラックのフォーマットは48k16bit2chです。フォーマットがDVDと同じだからといって、そのまま内容まで同じとは限らないのですが、せっかくBDにしたのならせめて24bitくらいはしてもいいのではないでしょうか。これではDVDから何の進化もないじゃないかと感じてしまいます。もしかするとマスター音源がそれしかないのかもしれませんが。英語音声トラックの5.1chについては聴いてもいませんし聴く気もないので割愛します。日本語音声トラックが5.1chだったらそれだけでBDを買う価値があるかもしれないのに。少し残念です。
それと、特典の設定資料本!『第501統合戦闘航空団全記録スペシャル版』ですが、一通り眺めた感じだとDVDに付いてきた資料と内容はほぼ一緒と思われます。これもDVD版とほとんど変わりません。少なくとも「おっ、こんな絵があったのか!改めてBD版を買って良かったなあ」という印象には程遠い感じです。
最後に、ライブのBDですが、まだ見ていません。見ていませんがライブBDにもかかわらず音声部分がPCM2ch48k16bitという、やや首をかしげたくなる微妙なフォーマットです。まあ、オマケだからなのかもしれませんが。あまり期待しすぎると痛い目を見るかもしれません。もちろんライブの内容次第でしょうが。
DVD版を購入したときは「こんなに大サービスしていいのかよ!DVD買ってよかった」という印象しかなかったストライクウィッチーズですが、今回のBD版はそれと間逆の印象と言わざるを得ません。これは、私がDVD版を所持しているのが一番大きな原因でしょう。DVD版からの変化があまりにも少なすぎる為に、こういう印象を受けるのだと思います。よって、DVD版所持者で、特に本編のエンコード品質にこだわる人にはあまりお勧めできないというのが私の結論です。
逆に、今までストライクウィッチーズのDVDを購入していなかった人にとっては、それほど悪い買い物ではないと思います。絵も「汚い」という表現からはかけ離れた、それなりに頑張っている映像ですし、もともとHDをターゲットに作成されていなかった作品であるならば(?)しょうがないと思います。音声もBDという器からすれば多少しょぼいですが、他にもこういう感じの作品は多々あるのでしょう。BDだからといって、過剰な期待はせず、SD系アニメ末期の伝説の作品をコレクションしておこうか的な感覚で買うのがお勧めです。または、ライブ映像目的で買うのもアリでしょう。
(過去のレビューに一言)
ストライクウィッチーズ、今思えばそこまで凄い作品というわけでもないですが、かなり切り込んだコスチュームデザインは称賛に値するでしょう。DVD-boxを買ってそれなりに見たはずなのですが、ストーリーはほとんど覚えていません。私にとってはキャラデザと作画が全てだったのでしょう。

