「最近の格ゲー」の典型
2009年4月14日に日本でレビュー済み
対CPU戦が面白くありません。
ストリートファイター2がゲームセンターにあった頃。
毎日ゲーセンに行くのが楽しみでした。
対戦台がなく、知らない人の隣に座って対戦していました。
それでも十分楽しかった。
コイン投入口には、順番待ちの100円が、山のように積み重ねられていた。
最近の格ゲーはグラフィックが派手で、技も派手で、
昔の格ゲー好きがタイムマシンに乗って今の格ゲーを見たら、
夢のように思えるかもしれません。
でも、ハッキリ言ってつまらないんです。
特にCPU戦が。
何がつまらないって、CPU戦でプレイヤーを楽しませようとしてる気配が
全くといっていいほど感じられないから。
これだけ凄いステージと、技と、モーションと、キャラクターをこさえましたよ!
どうです凄いでしょう?見てくださいよこのグラフィック!
そしてこれだけの技を全部調整したんです。どのキャラもバランスよく。
どれだけ時間をかけたと思います?並大抵の苦労じゃありませんよ?
だからどうしたの?と言いたい。
最近の格ゲーの開発者は、自己満足のためにゲームを作っているのではないでしょうか。
凄いハードと高額な予算を与えられ、作りたいものを作る。
確かに間違っているとは言いません。
しかし、実際に買ってやってみるとプレイヤーは全然面白くない。
作っているあなたは、プレイヤーを楽しませるために、どんなことをしましたか?
ストリートファイター2を作ったNIN氏曰く
「波動拳や昇竜拳は、出せなくても楽しく遊べるように、調整しました。
出せなくても楽しい。でも出せるともっと格好良く倒せるようになってます」
昇竜拳を目の前で空振りするとほぼ確実にサマーを打つガイル。
ゲージが減ると昇竜拳を空振りするリュウ。
こちらの動きなどお構いなしに昇竜拳をぶっぱなすケン。
どれも隙だらけです。
これらは、CPUアルゴリズムの手抜きですか?
いいえ。
どれもプレイヤーが楽しめるように考えた末に、ワザとそうしているのです。
CPUは、負けてくれているのです。プレイヤーのために。
でもそれが嫌味じゃない。
「馬鹿でも倒せますよ。棒立ちですよ」ではない。
CPUの隙にアッパー昇竜拳を叩き込むのが、どれだけ楽しかったか。
今の格ゲーには、それがありません。
CPU戦なんて、対人戦の練習としか考えられていないのです。
たくさんのキャラクターとたくさんのワザをバランスよく調整し、
人間同士が対戦するお膳立てをすればいいと。
土俵は用意しましたから、後はプレイヤー同士の問題ですよと。
こんな有様だから、格ゲーが廃れるのです。
ゲームは、一人で遊んでも面白くなくてはいけません。
CPU戦がつまらないゲームなど、ただの自己満足です。
格ゲー開発者の方がこれを目にすることは無いでしょう。
が、最近の格ゲーは余りにも酷すぎる。
グラフィックやバランスが素晴らしい為に、余計に残念です。
無念な気持ちを書かずにはいられませんでした。
いつの日か、再び心の底から「面白い!」と思える格ゲーが出ることを祈って。
(過去のレビューに一言)
随分とまあ好き勝手に書いていますが、いいんじゃないでしょうか。(笑)実際にソウルキャリバーは見た目がとてもいいのに、遊んでてつまらないですから。けなしたくて言ってるわけじゃなくて、買って遊んでみてそう書いてるんだから、アリだと思います。作った方にはすみません。

